サンオウホームについて
20.03.17
こんにちは、サンオウホームの代表 坂井です!
ブログやSNSをスタートして、今回の投稿で4回目。
お客さまや知人、協力業者の方々から早くも嬉しい反響をいただいています♪
サンオウホームがどんな会社かもっと知りたい!というお声もいただきました。
そこで、今日はサンオウホームの歴史についてご紹介したいと思います。
かなり濃い内容となりそうなので、2回シリーズでお届けします。
サンオウホームの設立は、遡ること10年前の2010年。
前身は、大工職人の祖父、父のやっていた工務店「総合建設 三旺」です。
事業を継承後、2009年に「サンオウホーム」と改名、翌年の2010年に法人化しました。
2018年に、高岡市荻布に新社屋が完成・移転して現在に至ります。
と、これだけ話すと順風満帆のように聞こえるかもしれませんね。
しかし、実際は紆余曲折の連続でした。
私は、真面目で腕の立つ大工さんと評判だった祖父や父の影響からでしょうか、建築の世界へと進み、「独立・起業」を夢みて、京都で就職しました。
だいぶ経験を積み独立を考え始めたころ、務めていた会社が倒産してしまいます。
それでも、責任感から、施工中のお客さまの家を全て無事完工させました。
その後、独立の夢に向けて進み始めた矢先に、今度は父と母が病を患ったとの知らせが届いたのです。
そして出した結論は、「親孝行をしよう」。
苦渋の決断ではありましたが、夢をあきらめ、妻との結婚を機に高岡へ戻りました。
何もかもゼロからのスタートでした。
帰省したものの、父の事業を継ぐ気はなく、就職先を探してもなかなか見つからない…。
これではダメだと、アルバイトのつもりで父の事業を手伝い始めたのですが、周りからは跡取りとして見られてしまいます。
最初は、嫌だなと感じていましたが、日が経つにつれて「今の自分があるのはお客さまのおかげ」だと思うように。
もし父が事業を辞めたら、その後は誰がお客さまのケアをしていくのだろう?
大切なお客さまが不安になるのでは?と感じ始めました。
そんなある日、発注したはずの資材が納品されないという事態が起こりました。
調べてみると、バブル崩壊後の不況時代の影響を受けて、父の事業が倒産に追い込まれていたのです。
その時、京都での大変だった出来事が脳裏をかすめました。
しかし、すぐに「今までお世話くださったお客さまにご迷惑をかけてはならない!俺がなんとかしなきゃ」と事業を受け継ぐ決意をしたのです。
幾度も銀行と掛け合い、“どんな仕事でも”と必死で飛び回り、どんな些細なことでも喜んで引き受けました。
感謝の気持ちと誠心誠意尽くすことで無我夢中でした。
ただただ恵まれていたのは、多くの人に助けられたこと。
どんな時もひたむきに、丁寧に仕事をしたことが功を奏して、少しずつ仕事が増えていきました。
しかし、また問題が起きてしまうのです…。
続きは次回へ。